インドネシアのFo(インドネシアじゃない場合もあるけど)、逆刺、台湾に行けば烈焔という名前になったりするタイプのアガベ オテロイが自分は結構好きです。
流行りとかそういうのは置いといて、育成次第で化けるし、その逆刺と呼ばれるFoの中でも微妙に何タイプか分かれるようで、大きくなってくると顔が変わってくるところがマニアックで好みです。
今から書いていくのは、親株の姿を見られなかったインドネシアFoのことです。なんで見れなかったかというと、アザミウマに食われて、初心者だった自分は切ることしかできなかったからです。リベンジのため、子株からやり直している血統です。

まだ見ぬ親株を目指して育成中です!
そしてアザミウマよりショックな話
かなりショックでした、アガベを結構メルカリやヤフオクで販売していた趣味家みたいな人でしたからね。アガベの闇というか、心が痛まんのか?と。ただ楽しみたい趣味なのにアガベの負の面を思い知らされた経験をしました。
アガベ インドネシアFoいわゆる逆刺系の成長記録
よくあるタイプですが、逆刺系の小さくまとまるコンパクタではない方の育成記録です。
インドネシア産Foを入手|2021年12月上旬
趣味家で輸入販売もされている方がInstagramをされていて、DM購入させてもらったインドネシアFo。
数株輸入されていてトップスパインが強い個体なんかが人気だったみたいだったけど、自分が購入したのは他の個体とは雰囲気が少し違った一番鋸歯がワシャワシャしていた子。

冬場にベアルートで輸入されていたこともあり、オアハカ現地かい!っていうくらいボロボロ。でも写真でわかるように葉が薄いグリーンでなんとも綺麗な子です。

LEDでどう化けてくれるかワクワクです!
まずは発根管理。この時は中株手前くらいのサイズだったので、水耕でヒーターマットの上で温めながら発根管理しました。

愛用しているしているヒーターマットは爬虫類用のGEXのものです。なんとなく中華製のよくわからないのは家事とか怖くて…。大小の2サイズ持っていて使い分けています。
インドネシアFoの根が出て動き始めた|2021年12月下旬
12月上旬に入手し発根管理していたインドネシアFoが2週間ほどで発根、そのあとは土耕&腰水に変更し根を育てました。そうしていると、入手から約1ヶ月ほどで葉に動きが!こういう瞬間の喜びってずっと覚えているものですね。
ギューっと閉じていたトップが開いて、綺麗なトップスパインが見えてきました。葉も水を吸えるようになってムッチリしています。

ボロボロだったからメチャ嬉しかったです。

インドネシアFoを植え付け|2022年1月
インドネシアFoはすごく素直で約1ヶ月腰水で根が十分育ったので、通常用土で伝市鉢に植えました。とても長いトップスパインで、LEDでも真っ白な鋸歯、ライムグリーンの葉色を維持しています。

順調に展開するインドネシアFo|2022年2月
鉢に植えた後も拗れることなく成長をしてくれているインドネシアFo。鋸歯がインドネシアにいた時とは違ってきた。

インドネシアFoがアザミウマに食われる|2022年4月
初心者だった自分は、インドネシアFoがアザミウマに食われていることに気がつくのが遅れました。初めての虫の発生で分からなかったんです。
室内の2階でアガベを育成していることもあり、虫が付くなんて思ってもなかったので殺虫もしていましたが、不十分でした。この時の経験から、今では鉄壁の守りをしているので虫で酷くやられることはないです。
下の写真を撮ったときも、正直分かってなかったです。もう鋸歯の色も変だし葉の葉緑素も抜けているのに…。この子のアザミウマ被害が顕著になる1週間ほど前に、阿修羅を再起不能レベルで食われ、それでやっとアザミウマに食われるとこうなるんだと理解したんです。
合計すると、インドネシアFoと阿修羅を入れて4株をアザミウマに酷く食われました。本当にこの時のアザミウマの被害は落ち込んで、10日くらい元気なくしました。SNS等でいろんな方に励まされて、少しづつ気持ちを持ち直したのを覚えています。
この写真だとアガベマイトの仕業にも見えますが、隣に置いてある阿修羅から来たアザミウマの被害です。

初心者あるあるだと思うのですが、この頃はネットにもあんまりアガベのことが詳しく情報がなくて。呑気に植え替えとかしていたのですが、確実に食われてしまっています。

ちなみに発生源は大事にしていた阿修羅

この頃一気に日本でのアガベ人気に火がつき始めて、輸入がものすごく増えました。それで、いろんなナーセリーや趣味家さんからの株がいろんなルートでたくさん輸入されて。状態や環境が悪くても売れた時代というか、この時期のインドネシア株はアザミウマの混入がとても多かった印象です。

この頃のインドネシア株はアザミ混入が酷かったと記憶しています。
その後、流行った害虫はアガベマイトですね。こいつのが厄介な印象です。
胴切り後に子株が出てきた|2022年6月
普段は胴切りとか縦割りとか一切しない育成をしています。初めてのアザミウマの被害はアガベを始めて1年ほどの時で、4株を再起不能(と初心者が思うほど)食われて、泣く泣く胴切りしました。
インドネシアFoは根が元気で株に勢いがあったこともあり、5月に胴切りし6月には子株が大量に出てきてくれました。

この子株から、まだ見たことない親株を作る!

子株から作り直しているインドネシアFo|2023年10月
胴切り子株を外して育成しているインドネシアFo。プレステラ90ロングに植えていて、野球ボールよりまだ小さいサイズです。
親株まで程遠いので鋸歯などまだまだですが、小さい割にイカつい顔をしています。入手した時の親株よりもまだ全然小さいサイズですが、親株よりもコンパクトに葉も詰まって良い感じです。親株譲りの、LED育成でも鋸歯が白くなるところは素晴らしいです。どんなタイプの逆刺系になるのか楽しみです。

メルカリで購入した人が“オアハカ”として転売
かなりショックな出来事です。

かなりショックでしたね。
メルカリでもYahoo!オークションでも多数アガベの取引していた趣味家みたいな人だったので、驚きと共に一気に興醒めしました。心が痛まないんですかね?すでに何件も入札があり見るに堪えないので、そっとブラックリストに入れました。
アガベ インドネシアFoいわゆる逆刺系を育成している感想
インドネシアから輸入されたFo。購入当時は冬場でベアルートでボロボロの状態でしたが、発根も割とスムーズにしてくれて順調に新しい葉が出てきてくれていました。
が!他のアガベに発生したアザミウマがサーキュレーターの風に乗って、隣に並べていたこのインドネシアFoにも付いてしまい、初心者だった自分はよくわからん間に被害拡大。
立て直すスキルも経験もないまま泣く泣く胴切りをして、子株から作り直しをしています。子株から育てたこの株は親株を超えるカッコ良さで、LEDでもコンパクトにぎゅっと育って鋸歯も白い良いタイプです。
このインドネシアFoは、アザミウマに食われたり詐欺してるのを目の当たりにして萎えたり。本当にいろんなことを教えてくれています。



