初心者にも入手しやすいアガベ 姫厳竜。オテロイ&チタノタの入門種は、大きくなる品種が割と多い中、姫厳竜は丸くプリッと小さくまとまる優秀な選抜品種です。
コンパクトで『姫』と名付けられるだけはあります。
多く出回っているので、アガベ入門!という感じを受けますが、姫厳竜を綺麗にイカつく大株に育てるのは難しいです。
数年ほど向き合っていますが、普通に成長させることはできてもポテンシャルを引き出してあげるのは、まだまだ何年も先になりそうです。自分がヘタなんですが、姫厳竜とブラックアンドブルーは本当に掴めないし難しいです。
アガベ 姫厳竜の育成記録(1号)
アガベ姫厳竜は割と新しい呼び名みたい?日本でずっと呼称されてきた『農大というタイプのチタノタ』とどう違うんだ?という話もあるので、逆輸入的なものが姫厳竜なのかもしれません。
ここでは姫厳竜という名前で販売されていたアガベの成長を記録しています。購入先が違う姫厳竜を育て比べしているので、このアガベは姫厳竜1号と呼んでいます。
フリマで姫厳竜を入手(2021年11月)
アガベにハマってすぐに初心者の入り口、某フリマで購入した株です。(某フリマは当時、今ほど荒れていませんでした。)有名な中国株を販売している方から購入しました。
殺菌殺虫処理をして、枯れた根と古い下葉を整理し発根管理をしました。初心者で、しかも初めてベアルートの発根管理でした。
発根後植え付け&葉が展開(2022年1月)
発根管理が初めてでコツも分からず、今のように出回っている情報もあんまりなかった中手探りでの発根管理。
11月に購入したこともあり、温度が足りずに発根に1ヶ月以上時間がかかり下葉を何枚か失ってしまいました。根をしっかり張らせるために、発根から寒い時期だったのでこの時期は、鉢底にヒーターを敷いて腰水管理していました。
この姫厳竜は、発根管理の方法を教えてくれた株です。
経験から言えば、特に初心者は冬の時期、発根管理や発根したばかりの子株を管理する場合、鉢底にヒーターを敷くと難易度がグッと下がります。
自分が使っているのはGEXの爬虫類用のヒーターです。安価な中華のものよりも防水だし安全だろうと思い、こちらを使用しています。
余談ですが、株が何十と増えてくると室内管理のLEDだけで、暖房が必要ないくらい暖かいです。夏は大変ですが…。
葉数は増えた姫厳竜(2022年3月)
お迎えが秋でしたがLEDとヒーターで順調に成長。
また別の記事に詳しく書きますが、この時使用していたLEDはヘリオスのスポットタイプです。ちょうどで始めた時期で2〜3個入手し使っていました。今もスポットタイプのLEDはアマテラスや後発品のHaruDesignもありますが、ヘリオスも7個ほどあり株によって使い分けています。
中株ほどに成長(2022年7月)
発根後からはミニ蘭鉢の2.5号に植えていましたが、大きくなってきたのでプレステラ105の深鉢に植え替えました。ミニ蘭鉢は元々はハオルチアで使っていたのですが、子株の時期の管理には使いやすいので気に入っています。
プレステラは発根したばかりの株の管理の時なんかには、短いタイプも使ったりしています。
姫厳竜は中株くらいまでは、勝手にカッコ良くなってくれます!
写真の色味でわかるかもしれませんが、LEDを変更しています。
大きくなってしまった姫厳竜(2023年3月)
プレステラ105深鉢からプレステラ120深鉢に植え替えた際に、用土を変更してみたところ失敗。育ちすぎてしまいました。姫厳竜をカッコ良い鋸歯の大株にするのが一つの目標です。
中株以降、姫はわがままになってきます(苦笑)
この子は子株を出さないので、このまま根を整理して用土変更して管理を変えて育ててみます。成長記録として様子は随時追記していきます。
アガベ 姫厳竜を育ててみて
中株までは勝手にカッコ良くなってくれるのですが、姫厳竜はそこからが難しいと感じています。台湾あたりから輸入されるバキバキの姫厳竜はどうやって作っているんでしょう。室内管理なので同じようになできないですが、年数をかけて姫厳竜のポテンシャルを引き出す方法を探ります。
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