アガベ CJ-1は台湾の有名ナーセリーで名付けられたCJ産の株です。ナーセリーによって呼び方が違いますが、タイプとしてはハデス/黒帝斯・恐竜牙歯、インフェルノと同じ系統。ただ、厳密にはナーセリーごとに親株が違うので、その特徴も差異はあると思います。
自分が入手したのはCJ産のCJ−1。
ハデスはもういつの間にか普及種と言われるタイプですね。自分はハデスと呼ばれるタイプのオテロイ(チタノタ)のなかで、CJ産の株の特徴が好みだったからCJ-1を育てています。
育て方や環境にもよりますが、トップスパインが長くさらに中心に近い若い鋸歯が黒いのが特徴的です。鋸歯が黒いだけでハデスや黒帝斯・恐竜牙歯と偽って販売されていることもあったので、入手時には気を付けたいところです。
系統は同じでも強く特徴が出る、つまりはそのネームで呼べる個体であることが大事です。ばっちりの環境で育てても『これってハデス??』とかだと頑張っても残念ですよね。
2024年に入ってからは、中国からの組織培養苗の大量輸入で市場崩壊が起きて子株が乱雑に扱われてきているので、入手は株を大事に取り扱っているところを選びたいと個人的に思っています。
植物も生きているので、モノとは違いますから。
アガベ CJ-1の育成記録
当時はアガベの子株は高額で、カットして地道に増やされているので当然。台湾のナーセリーの株はブランド品のような感じで、さらに憧れが強かったのを覚えています。
今はTC苗の登場でなんだか混沌としていますね。
アガベ CJ-1子株入手|2022年10月
自分は「ハデス系統ではCJ産を育成したい!」と思っていたので、入手できた時は本当に嬉しかったです。なかの商店さんが丹波篠山でイベント出展されている時に購入させていただきました。
まだまだ小さいネギ子株。トップスパインがサイズの割に長い印象です。
CJ-1子株に成長|2023年2月
CJ-1ネギ子株ちゃんを4ヶ月育成。ストレスで出ていた赤いカラーもほぼなくなり順調に安心子株サイズに育ちました。
ちなみに、うちの環境は冬でも最低室温が16℃を下回らない&最高は30℃前後なので、冬の方がアガベ達が元気に育ちます。
入手からしばらくストレスカラーが続いたので、途中で甘い用土に変更し水がしっかり吸えるようにしました。小さなハデス系子株は光がしっかり当てられるのであれば、用土や水やりは甘めの管理が向いているのかなと思います。
強い鋸歯が出てきたCJ-1子株|2023年5月
ネギ子株を入手してから7ヶ月育成。急に強い鋸歯が出てきてハデスらしさとワクワク感が増しました。
顔が出てきたので、甘々育成もそろそろ終わり。その他のアガベのように水やり頻度を落としました。
顔が出だした時点で甘い管理は終了しています。
CJ-1育成1年半で中株サイズ|2024年4月
入手から1年半育成したCJ-1。野球ボールくらいの大きさで中株といったところです。
実はネギ子株の時期に用度を変えてから、1度も植え替えをしていません。鉢は購入時の3号ロングの鉢のまま育成しています。良い感じなので植え替えしてしまって巨大化するのを恐れています。
EnFunのLEDについて→EnFun 植物育成パネルLED|アガベに2年間使用してみた
CJ-1育成2年突破でムッチムチ|2024年12月
CJ-1のネギから育成して2年2ヶ月。
植え替え1度もなしでの育成で3号鉢からはみ出してギチギチ。2024年4月より1回りほど大きく12センチ弱くらいにまで成長しています。
写真ではわかりにくいですが、幅の広い葉になっています。ナーセリーのCJさんは屋外育成のようなので、そんな親株を目指すなら太陽光に当てたいところですが…今の我が家ではムリ。LEDでどこまで行けるか挑戦中です。
近々、さすがに植え替えしてあげようと思っています。
アガベ CJ-1(ハデス)の育成 まとめ
アガベ CJ-1(ハデス)は、育成次第で姿がめっちゃ変わるタイプのオテロイ(チタノタ)なんじゃないかと個人的には思っています。育てやすいかと言えば育てやすいけれど、形を崩しやすいんじゃないかと感じています。
他の子株もそうですが、ネームドならちゃんとその特徴が出る子株を入手することが大切ですね。
室内ではサイズをなるべくコンパクトにまとまった感じに育成したいですが、下手するとどんどん大きくなったり、上に積み上がってしまったりしそうな。
鉢増しを安易にして良いのか?用土どうするのか?まだまだ2年経過しましたが迷いながらの育成です。たぶんこの子は年数を重ねるとまだまだ顔が変わりそうでワクワクしています。
5年生くらいになると、どんな感じになっているかな?
随時育成記録は更新していくのでCJ-1の様子を一緒に見守ってください。
有名ネームドといえばこの辺り
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