アガベ ディアボロビアンコは、色んな名前で呼ばれているチタノタ(オテロイ)の一つです。自分はいろんな名前が付く前に、EUクローンという名義で入手しました。
後になって『Diavolo bianco(ディアボロビアンコ)』という名が付けられました。 イタリアのメリクロンということ&名前も“白い悪魔”ということで、悪魔くんと呼ばれているシチリアメリクローンと混同され、ちょっとした売買パニックが起こりました。
メリクロンとは…組織培養で増やされた子達だよ。という意味です。
メリクロンはTCとも表記されます。
もちろん悪魔くんとは違った樹形のアガベです。またまた違うナーセリーから出荷された株には『雪豹』と名前が付いていたりするようです。
色々と名前が違ったり、悪魔くんと間違われちゃったりしたアガベですが、コンパクトながら徐々に鋸歯が大成していくカッコイイ株です。
アガベ ディアボロビアンコ(雪豹)の育成記録
自分はEUクローンとして入手しました。それから半年〜1年ほどして出回ったディアボロビアンコ&雪豹のクローンに使われた親株の写真と同じでした。
メリクロン苗の取り違え等がなければ、上記の名前の子株はこんな感じに成長していくんだなという参考にはなると思います。
ディアボロビアンコのTC苗を入手|2022年3月
当時は『EUクローン』という名前で、少しだけ販売されていたと記憶しています。今みたいに未熟な溶けそうな子株を売るのではなく、しっかり育ったメリクロンの苗を売っていました。
今のTC苗って小さすぎやしませんか?
親株の写真を見て、面白そうだったので1株入手して育成開始しました。自分は、まず腰水で根を充実させてから育成用土に植え付けしています。植えてあるのはプレステラ105のショートです。
入手から半年経ったディアボロビアンコ|2022年9月
入手から半年でだいぶ見た目が変わってきました。この時はプレステラ105の深鉢に育成向きの用土で植えてあります。
ディアボロビアンコの子株が出現|2023年2月
子株から育てて約1年で早くも子株が出てきてしまった…。まだ親株は本当の親の顔を出せていないのに、子株に栄養が取られてしまう。
子株が出るの早かったです。
自分の場合、子株はなるべく根が十分出るほど大きくしてから親から外すので、親の成長が鈍化する。でもそれでいいと思っているので、今回も子株は外さずに育成する。この時はまだプレステラ105深鉢で頑張っています。
思いのほか子株がたくさんに…|2023年12月
子株は外さないで大きくする主義の自分、ディアボロビアンコが気を良くしたのか子株をどんどん出してきた。
出てきた子株が成長し鉢のフレームで傷付くので、プレステラ105深鉢から大好きなグリッド鉢に植え替えていたのだけれど、そこからの子株の増加が凄い。鋸歯を見ていただくとわかると思うんですけど、親の成長が止まっている訳でもなく生命力の勢いがすごいです。
ディアボロビアンコの子株外し|2024年1月
一番小さい子株のサイズも大きくなったので、子株を全部外します。一番大きな子株はもう、親株を押しちゃって親株が斜めになってしまってます。
群生しようとしていますが、親離れです。
鋸歯が良くなってきたディアボロビアンコ|2024年4月
子株を全部外して3ヶ月。親株のディアボロビアンコは根で吸収した栄養を自分に使うことができるようになり、鋸歯が一気に良くなってきました。
2年前に親株として紹介されていた写真の個体にはまだ及びませんが、それでも片鱗が見えてきました!
まだまだこれから!!
EUメリクロン|ディアボロビアンコ(雪豹)を育成して
EUクローンとして入手したアガベの子株。あとからディアボロビアンコと名前がついたことで、“悪魔くん”と間違われる不運に見舞われてしまったチタノタ(オテロイ)。
それでもイタリアでメリクロンされるくらいなので、親株はしっかりとした特徴を持っている。違うナーセリーから“雪豹”としてリリースされるのも納得。きっとノーネーム時代に渡った株が増やされたんだろう。
濃い緑のずんぐりむっくりとした樹形に、白いサイドが長い鋸歯を持つ。まだまだこれから面白くなりそうなディアボロビアンコを日々観察しています!
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