アガベのネームドと呼ばれる名前がついている株で、名前ばっかりがカッコイイのもある。だけど、螃蟹(カニ)は名前はちょっとイカつくない&読みにくいのですが、株自体はとてもカッコイイ。
ブームに乗ってたくさんのキラキラネームのアガベが出てきた中、螃蟹はその前からあって白鯨みたいに外見からイメージされて名付けられたんだろうなという感じ。カニのように見える鋸歯と歯が特徴。きっと今もし名前がついたなら、イカついキラキラした名前を付けられて、もっと人気が出るようなくらいカッコ良い子。

名前じゃなくカッコ良さに注目してほしい子。
自分は有名な趣味家の方から、台湾産の子株を譲っていただいた子を育てています。
アガベ螃蟹と逆刺タイプを間違わないで
育成記録の前に。1つだけポイント。

逆刺タイプと螃蟹とは葉も鋸歯も違うから注意してください。


同じくらいのサイズの2株の写真です。
左がカニで、右奥が逆刺です。並べると、葉の形も鋸歯の形状も違いますね。ちなみに、カニの方はまだ中株手前で、ここからまだまだ成長します。

アガベ 螃蟹(カニ)の育成記録
アガベ 螃蟹(カニ)を入手|2022年1月
趣味家の方にインスタグラムで連絡を取って購入させていただきました。紹介されていた写真が可愛くて、急いで購入させていただいた子です。
発根済みの天芽の子で、プレステラ90ロングに植ってあり、卓球の玉より一回りくらい小さいサイズです。天芽の子なので小さくても大人の顔を覗かせています。

アガベ螃蟹を鉢増し植え替え|2022年4月
1月と寒い時期のお迎えでしたが、発根済みの子株で室内でぬくぬくLED管理だったこともあり、入手から4ヶ月が経過でプレステラ90では根がパンパン。プレステラ105ロングに鉢増ししました。

鋸歯がLED育成の色になってます。入手時の方がキレイですね。
螃蟹は大きくなろうとするタイプのアガベなので、子株でも茎の部分は太くガッチリしています。

中株くらいまで成長した螃蟹|2022年11月
親指の先くらいの子株から10ヶ月育成すると、中株の大きさまでスクスクと成長してくれました。プレステラ120ロングに植えてあります。外での定期的な殺虫剤散布の時の一コマ。
下葉も枯れずに新しい葉に負けないように、サイズが大きくなっていきました。新しく展開する葉しか大きくならないと思っていたのですが、天芽の子だからか下葉のサイズも大きくなりました。

新しい発見!勝手に下葉は成長しないと思っていました。

大きくなり用土変更したアガベ螃蟹|2023年3月
入手から1年を過ぎると中株サイズを超えてきました。用土変更のため植え替え実施。プレステラ120ロングから、15センチの鉢に鉢増しして植えました。下葉を整理したので少し不恰好です。

アガベ螃蟹を植え替えてから7ヶ月|2023年10月
入手から2年弱で15センチの鉢から歯が出るほど成長した螃蟹。植え替えから7ヶ月で葉も良い感じに展開し、株の形も植え替え直後より良くなりました。葉も大きくなり鋸歯も螃蟹(カニ)の特徴が濃くなってきました。
用土の変更で、かなり鋸歯や葉の色に変化が見られます。また、子株が数株出てきているので次の植え替え時には外す予定。大きくなるのが速いので次の鉢は考えないと。

育成2年で特徴的な鋸歯が出てきた|2024年1月
小さな丸っこい子株を育成して2年。5号クラスの角鉢。螃蟹(カニ)の特徴的なハサミのような鋸歯がどんどん強く出てくるようになった。

アガベ螃蟹(カニ)を育成している感想
子株の時からゴリっムチっとしていて芯の太いというか骨太の印象です。
他のオテロイにはない特徴的な四角い葉に、二股に分かれていく鋸歯は螃蟹(カニ)という名前がよく合います。キラキラネームではないのですが、名前以上に実物は迫力があり低重心でゴツく良いオテロイです。
用土が甘いと成長と展開が速くなり、鋸歯のハサミの部分がうまく現れなかったりします。あまり水やりを絞るとそれはそれで綺麗な葉にならず葉焼けも起こしやすかったりするので、葉の色味や厚みに注意しつつ肥料分や水やりなどの工夫が必要かと思っています。

